イメージ写真 コスタリカ

2002/8/17〜2002/8/24

情報収集編 / 拳銃ガードマン編 / 温泉三昧編 / 悪路爆走編 / ビーチ昼寝編 / 首都帰還編


  情報収集編 (2002/6/?〜8/17)


●アメリカ滞在中の夏休み

 2002年の2月から一年間、アメリカのピッツバーグで暮らすことになった。結婚してすぐの渡米だったので、「一年間の新婚旅行みたいなもんだね」と言われたが、もちろんそんなことはなくて、日々まじめに仕事に励んでいる。アメリカは祝日が少ないので、日本にいた頃よりも出勤日数は多いくらいだ。したがって誰にはばかることもなく、堂々と一週間の夏休みを取ることにした。

 最初に考えていた目的地は、アルゼンチンのLas Lenasというデカいスキー場と、イグアスの滝という組み合わせだった。とにかくせっかくアメリカに住んでいるのだから、アメリカからじゃないと行けないような所という条件で考えたのだが、いかんせんアルゼンチンは経済危機で大変なことになってしまった。治安も随分悪くなってきたらしい。自分一人ならともかく、妻と二人でそういうところに行くのも大変そうだ。うーんどうしよう、と考えていたら、ある日いきなり妻曰く「コスタリカなんてどう?」どうも本屋で密かにいろいろ調べていたらしい。確かにちょっと意表をついている。しかも、治安はわりと良く、観光にも力を入れている国らしい。赤道に近くて暑いだけかと思ったら、山の多い地形で、けっこう涼しいところもあるとのこと。ふむふむ、なかなか良いかもしれぬ。もすこし調べてみると、コスタリカ旅行のベストシーズンは12月から4月ぐらいで、逆に8月は雨期とあるが、まあ雨期といってもそれほど悲惨なものではないらしい。ホテルなんかは逆に安くなるし、まあいいんじゃないかな。ということで、他に良い案も浮かばず、すんなりコスタリカ行きが採用されることになった。

コスタリカの地図1 コスタリカの地図2

 さて、例のごとくいい加減ではあるが地図を書いてみた。コスタリカは、北米と南米がつながる中米の細〜くなっているところ、一番細いパナマの隣にある。パナマとかニカラグアとか治安の悪い国に囲まれているが、政情は安定しており、「中米のスイス」と呼ばれているらしい。話は飛ぶが、アルゼンチンのバリローチェというところは「南米のスイス」と呼ばれているそうだが、7年前にここを訪れ、今回コスタリカも制覇してしまった私にとって、残るは「北米のスイス」である。誰か「○○は『北米のスイス』と呼ばれている」なんて話を聞いたことがある方がいたら、御一報下さい。

 右の地図は詳細図および今回の行程図。ここでいちいち説明してもしょうがないので、この先それぞれの地名が出てきたところで参照していただきたい。

 例のごとく旅行準備は航空券の手配から。たまっているユナイテッドのマイレージで行けないかと電話をしてみたが、「帰りの便が9月中旬までいっぱいです」と言われてしまった。うーむ、結構アメリカ人に人気の観光地ということか。となると次はインターネットである。TravelocityとかExpediaとか、馴染みの航空券サイトをいろいろあたってみたが、どうも中米はあまり得意分野ではないらしく、往復一人$1500とか、とんでもない値段しか出て来ない。こりゃ困った、といろいろネットサーフィンしていたら、たまたまCentralAmerica.comというところに辿り着いた。航空券ではなくパッケージ販売なのだが、添乗員がつくようなツアーではなく、単に航空券とホテルとの抱き合わせ販売をやっているだけらしい。ホテルも悪く無さそうだし、値段も結構安い。問題は、結構な額を払い込むだけに、信頼のおけるサイトかどうかということ。いろいろ情報を探してみたり、問い合わせのメールを出してみたりして、これという確証はなかったのだが、大丈夫そうだという直感を信じてここに申込むことにする。協定ホテルに最低4泊はしないといけないそうで、ゲートウェイとなる首都サンホセに2泊、モンテベルデという定番観光地に2泊をまずは予約。それから、妻が目を輝かせて行きたがっているタバコン温泉の1泊もついでに予約を依頼。往復航空券とレンタカーをつけてパッケージの出来上がりである。さあ、どんなスケジュールになったか見てみよう。

日付行程宿泊
2002.8.17 (土)ピッツバーグ >> サンホセHotel Britania
8.18 (日)サンホセ >> タバコンHotel Tabacon Resort
8.19 (月)タバコン >> モンテベルデMonteverde Lodge
8.20 (火) freeMonteverde Lodge
8.21 (水)モンテベルデ >> モンテズマEl Sano Banano
8.22 (木) freeEl Sano Banano
8.23 (金)モンテズマ >> サンホセHotel Britania
8.24 (土)サンホセ >> ピッツバーグ 

 ただし、この段階では、実際には8/21から23までの行動は決まっていない。タヒチの新婚旅行があまりにガチガチのスケジュールだったので、今回は少しフレキシブルなところを残して出発しようということになった。コスタリカってのがどんなところなのか、行ってみないとわからないってのもあるしな。



●出発まで

 これだけ決まってしまうと、それほど準備することもない。まずは本屋でガイドブック探し。写真中心の綺麗なやつと悩んだ末、文字情報中心のガイドを買った。Frommer'sというのだったが、レストラン情報などが詳しく結果的には正解。あとは、雨が多いそうなのでカッパを買った。タヒチの教訓を活かすべく虫よけスプレーを荷物に詰める。スペイン語の勉強もしようと思っていたが、日々の生活に追われて何もできず、それでも7年前の南米旅行のときに勉強したので、数と疑問詞ぐらいはどうにか思い出した。あとは研究室のメキシコ人に「コスタリカ旅行で注意することは?」と聞いたら、「ガソリンスタンドを見つけたら、次があると思わず、半分以上ガソリンが残っていてもとにかく満タンにしておけ」と言われた。なるほどね。




 拳銃ガードマン編に進む


旅行記の表紙に戻る